1. TOP
  2. Column
  3. 2019年10月6日「令和元年神無月の候(第三四半期を終えて)」

社長コラム
Column

vol.27

「令和元年神無月の候(第三四半期を終えて)」

神無月十月、全国の八百万の神が大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)をお祀りする出雲大社に集まるためにその名前がついたと伝え聞いています。10月22日には即位礼正殿の儀が行われ、まさに令和も名実ともに盤石となります。

また10月14日は体育の日があります。今年の秋はTOKYO2020(東京2020オリンピック・パラリンピック)が10カ月後に迫ったこともあり、世界、日本で様々なスポーツイベントが目白押しです。このコラムを書いている10月6日(日)だけでも、RWC(日本)、テニス中国オープン、バレーボールワールドカップ(日本)、世界陸上(カタール)などの国際大会が行われ、国内だけに目を向けてもプロ野球クライマックスステージ1st、日本女子プロゴルフ選手権、男子は東海クラシック、そしてJリーグ。スポーツが大好きな私ですが、ビッグゲームが余りに近くにあり過ぎてどれを観戦してよいのか悩んでしまうほどです。そしてすべてにおいて日本の若者たちは躍動し活躍しており、心から感動をしております。

そんな中、RWCのキャッチコピー「4年に一度じゃない。一生に一度だ。 -ONCE IN A LIFETIME-」に大きく影響され、私も10月5日(土)に東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「イングランドvsアルゼンチン」を観戦しました。結果は大差でイングランドが勝利しましたが、両国のチーム愛に満ちた応援と、会場で観客が飲んでいるビールの量の多さにまずは驚きました。そして何よりもフィールドでチームの名誉を賭け100kgを超える男たちが恐れや痛みを乗り越えスクラムやラックで肉弾戦を繰り返すその姿に大いに感動をいたしました。とくに「No side」後の対戦相手のプレーヤー達と交わす握手、ハグは決して形式的ではなく、互いのチームへの献身と個人の努力への敬意を感じ、「これぞスポーツ」と感動で鳥肌が立ちました。

こんな感動に湧く日本で弊社トライビュー・イノベーションも活動を続け、お陰様で9月30日に第八期(2019年度)第三四半期を終了することができました。これもステークホルダーであるお客様、ビジネスパートナー様、社員、そして様々なご助言、苦言を頂きました多くの皆様のお陰であると心から感謝しております。ありがとうございました。

業績は堅調に推移しており、売上高(9月末現在:第三四半期)は418百万円に到達し、昨年(2018年度)の年間売上高380百万円を超えることができました。ちなみに2017年度の年間売上高は271百万円でした。また就業者数(正社員、契約社員、顧問、パート他)は47名となりました。現在の今年度売上予測は520百万円、対前年比37%増を目指しております。この結果を実現した理由はTRUST事業(中堅企業様向けトータルICTサービス)が堅調に成長した事と、今年度より着手したENTERPRISE事業(大手企業様向けICT運用支援サービス)が確実な成長を遂げたことがあげられます。

ここで改めてENTERPRISE事業(大手企業様向けICT運用支援サービス)のご紹介をしたいと思います。この事業は現在金融機関を中心に展開をしており、時代と共に極めて激しく変化するお客様のシステム及びそれらに付随する業務を、直接エンジニアが支援するサービスです。したがって、そこで就業する社員はお客様のご要望に合わせ職務を全うする必要があるため、業務スキル、システムスキル、経験等様々な能力が必要となります。この事業は2019年1月に1名から始まり、事業責任者のリーダーシップの元、現在は18人の規模まで成長いたしました。この成功の要因は事業責任者のリーダーシップもさることながら、お客様の現場で働くエンジニアがお客様に寄り添い貢献する姿勢と責任ある判断と行動にあると思っております。この新たな事業で生まれた良き精神が弊社の他の事業メンバーにも伝播し相乗効果が生まれることを期待しています。

最後にすでに始まっている2019年度第四四半期についてお話をしたいと思います。とは言っても実際は来期の年次経営計画の立案の話が中心となりますが…。
弊社のホームページにもあります通り、弊社は「SoRとSoEの橋渡しのできる会社」になることを目指しております。来期はそのあたりの取組みをより具体化するとともにバリエーションを増やせればと予定しています。例えば、SoRの領域で対策が望まれているのが、「WAS(WebSphere Application Server)」と「NOTES」への対応ができるエンジニアの配備です。弊社は来年度より新たにこれらのテクノロジーのエンジニアを配置し対策に乗り出す予定です。また、もう一つはDXを推進するためにも重要な超高速開発への対応です。このテクノロジーについてはマジックソフトウェア・ジャパン社の「xpa」を採用しDX関連開発のご要望にお応えしようと準備を進めております。また弊社は創業当初より同社のEAIツール「xpi」の実装を手掛けており、この二つが新たな相乗効果を生み出すことを期待しています。

長くなりました。2019年度も残り三カ月となりました。今後も弊社の信条である「自己、会社、そして社会に貢献する。」を企業価値の中心に、お客様、パートナーの皆様とともに歩んで行きたいと心より願っております。またTRUSTで掲げるサービス・サイクルをスパイラルに回し、サービスブランドとして自律運動が活発になるように引き続き努めてまいります。

これからも変わらずに皆様からのご高配を賜りますことをせつにお願い申し上げます。
そして最後に、皆様の更なるご健康とご発展を心よりお祈り申し上げます。
ご拝読を頂きましてありがとうございました。

以上

2019年(令和元年)10月6日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德