1. TOP
  2. Column
  3. 2018年10月3日「金木犀が満開です」

社長コラム
Column

vol.23

「金木犀が満開です」

前回7月3日のコラムではこんな文章から始めました。「東京は例年より早い梅雨明けの後、連日猛暑が続いております。・・・」そうです。あの7月の異常猛暑です。各地で気温が40℃越えを記録し、眠れない夜が続いておりました。あれから3カ月。やっと秋の色を感じ始めた今日この頃です。街には時折金木犀の甘い華やかな香りが漂ってきました。

今年は例年以上に自然の猛威に晒されている年になっております。まずは2月から3月初旬にかけ日本海沿岸に記録的な豪雪がありました。地震も大きなものが矢継ぎ早で、4月島根県西部地震、6月大阪府北部地震、そして9月北海道胆振東部地震。また豪雨、台風も凄まじかったです。平成30年7月豪雨は四国、中国、九州地区に甚大な被害をもたらしました。そして8月末に台風21号が25年ぶりに勢力の強いまま徳島、神戸に上陸し強風被害を関西にもたらし、その約1カ月後の9月30日に台風24号が和歌山県田辺市に上陸後、東上を続け首都圏では夕刻以降、交通網が完全に停止してしまいました。いつも思うことですが自然の力は凄まじいということでしょうか。そして、これらの災害によりお亡くなりになった方や家財を失った方がたいへん多くいらっしゃることに心が痛みます。改めましてお見舞いを申し上げるとともに、一日でも早い復旧を願っております。

それでは弊社の事業のお話に移りたいと思います。

7月にご説明いたしましたが、今年度の年間売上目標は350百万円で、上半期の年間目標達成率は50.5%に達しました。そして第三四半期(7-9月期)です。第三四半期の売上高は年間目標達成率で29.4%に達し、その結果、通年では79.9%(金額ベース:279.5百万円)を達成しました。この時点で2017年度の売上高を超えることができました。
この結果をもたらしたものは、多くのお客様から様々なお仕事を頂き、社員(エンジニア)がその仕事に真摯に向き合い、そしてこれもまた多くのパートナーの皆様から献身的なご協力を頂いたからだと思っております。お客様、パートナーの皆様、そして社員に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

次に当社のフォーカスビジネスのお話をさせていただきます。当社が掲げているICTサービスブランド「TRUST(トラスト)」は5つの全てのカテゴリで実例が出来、そして実績を積み重ねはじめて来ました。

TRUST BP(ビジネスプロセス)では第二種金融商品取引業のお客様より"システム監査"のお仕事を頂きました。当然弊社単独では難易度が高い為、クロスオーバー様のご支援を頂きプロジェクトを進めております。

TRUST SI(システムインテグレーション)は2つのカテゴリとも成長を続けております。まずはERP事業ですが名古屋のお客様からJDE Worldsoft(RPG)とSalesforceを連動させるプロジェクトを頂き、先週(9月末)に本番稼働を迎えました。もう一つのビジネスソリューション事業(レガシーとオープン)ですが、都内大手のIBM iのユーザー様よりRPGによる新物流システムの構築プロジェクトを頂きました。現在まさに詳細設計中で一部RPGコーディングが始まったところです。特筆すべきは、このプロジェクトで9月中途採用の26歳女性エンジニア(RPG初体験)がRPGにチャレンジしていることです。そして、このプロジェクトのPMは35歳のエンジニアです。若手がRPGを支えています。

TRUST IS(インフラサービス)はIBM Power SystemsのEOLによりプラットホームの更新が活発化しそれに伴うサービス作業で稼働率の高い状態が続いております。

TRUST SS(システムサポート)は堅調にお客様の数を増やしております。現在17社までご契約数を増やすことができました。サポート対象はRPGスクラッチ、RPGパッケージ、JDE Worldsoft、JDE E1、VB、JAVAなど、様々な技術で構築されたアプリケーションに及んでおり、お客様の企業規模、業種も様々です。

最後にTRUST SES(SEサービス)です。3月に採用した営業が戦力化してきました。この営業をSESに専任化させたことでスピード感が増し、その結果情報の鮮度が上がり、ご信頼を頂けるようになってまいりました。

そして、TRUSTは当初の思い通り、徐々にではありますが、サークルを形成し、スパイラル化が始まり、自律運動が開始されたようです。今後はそれぞれのカテゴリがより高品質に、多様化することでお客様の選択肢が拡大しご評価いただけるようになると信じて邁進してまいります。

最後に、この第四四半期も弊社の信条である「お客様の未来に真摯な心で貢献する。」を中心に事業を行ってまいります。お客様、パートナーの皆様におかれましては、今後も引き続きご高配を賜りますことを切にお願い申し上げます。そして、皆様の更なるご健康とご発展を心よりお祈り申し上げます。ご拝読を頂きましてありがとうございました。

以上

2018年(平成30年)10月3日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德

社長の落書き
2019年度から始まる第三次経営計画を作成しておりますが、計画の中身に根拠や論理的裏付けが必要でまったくもって苦悩しております。活字に打ち込んでいない時間がこれほど長いこともあまりない経験です。